今回は、人生の4分の1は御世話になっている布団についてお話したいと思います。
皆さんはお布団のケアはどうされてますか?
良い品質の羽毛布団はきちんとメンテナンスをおこなえば50年使えるともいわれます。
しかし、まずメンテナンスをしっかりしていることが前提となりますので今回は、
ふとんのクリーニングについてと睡眠の質についてお話したいと思います。

皆さんも既にご存じの通り、布団には目には見えないダニや汚れが内部に潜んでいます。
布団1枚の中に生きているものや死骸まで合わせると数十万匹のダニがいると想定されます。
ではどうすればいいのでしょうか?

布団を長持ちさせるには、湿気をとるために日に干すことも大切です。
干すことによって布団の中の水分が追い出されふっくらし寝心地もよくなります。
大体片面30~60分程干せば大丈夫です。
しかし、天日干しだけではダニを死滅させることはできません。
表面のダニはいなくなりますが、内側に逃げてしまうので、中にいるダニが全ていなくなるわけではないのです。

また、布団を天日干しする場合の注意点は”カバーを付けたまま”干すことです。
それは、花粉やPM2.5などの目に見えないアレルゲン物質が布団に直接付着することを避けるためです。
カバーに付いたアレルゲン物質であればカバーを洗濯するだけで落とせますが、布団本体についてしまうとクリーニングをしないといけなくなってしまいます。
布団に入るとくしゃみが出たり、体がかゆくなったりなどしたら睡眠の質どころではないので日常的に布団を干す際は気を付けましょう。

ダニ対策用の布団乾燥機を使用する場合は、布団をまんべんなく50度にして20分加熱すればダニを退治することはできますが、1日おきにその作業をしなくてはなりません。
ただ、布団乾燥機は非常におすすめで、寝る前に行うことによって温まり寝つきがよくなります。
最近では1万円程度からふとん乾燥機が買えるので毎日のメンテナンスにいかがですか?

そして、布団のメンテナンスにおいて手軽で一番良い方法は、布団を丸ごとたっぷりの水を使用して洗う方法です。
しっかり水に浸かって洗浄するのでダニはこの段階でもほぼ死滅します。
家庭での処理は難しいので、是非フジドライにご依頼ください。

コインランドリーで洗う方法もありますが、中の具が片寄ったりしてしまいます。
中の具が偏ってしまうと布団に温度差ができてしまったり、保温性が低くなってしまう危険性があるのです。
また、乾燥機をかけるには、40分以上の時間を要します。

クリーニングの場合、洗浄後に加熱乾燥をするのでこの段階で確実にダニが100%死滅します。
当社のように”アクアジェットクリーニング”という方法を適用しているクリーニング店をおすすめいたします。
羽毛布団も同様に中の羽毛を洗浄することで羽根がきれいになり、乾燥することで羽根が開き、空気の層ができることでふっくらあたたかく仕上がります。
クリーニングを行っていない羽毛は汚れや皮脂、湿気などで中のダウンや、フェザーがくっついてしまい空気の層が少なくなります。つまりは保温性が失われてしまうのです。

布団のクリーニングは数日お預かりしなくてはいけないので、中々使用期間中は出すのをためらわれるかと思います。
一方で、クリーニングをせずに布団を使用し続けると布団の寿命を縮めてしまったり、睡眠の質が下がったりしてしまうので代わりの布団を使用するなどして定期的なメンテナンスを行いましょう。

来週は、布団とカーペットなどインテリア用品のクリーニングのお話をしたいと思います。