今回は、柔軟剤についてお話したいと思います。まず、柔軟剤はどんな役目があるかをおはなしたいと思います。

その名の通り、衣類をやわらかくする役割の他に、表面をなめらかにして肌触りをよくします。柔軟剤のシリコン成分が覆うため、洗濯物の乾燥時間も短縮されます。また最近は香りつけの役目を併用する柔軟剤も多く販売されています。

柔軟剤と洗剤または漂白剤の相性はいいので、柔軟剤はどの洗濯洗剤とも併用できます。洗剤は洗濯前に投入しますが、柔軟剤はすすぎのタイミングで投入されます。

全自動洗濯機の場合は、問題ありませんが、2槽式の場合はご注意ください。ところが、全自動でも最初に洗濯槽に直接投入してしまうと柔軟剤の効果は薄れてしまいます。ちなみに漂白剤は洗剤と同じタイミングで投入してください。

柔軟剤を使用したときは十分に脱水時間をとってください。柔軟剤は製品にシリコンのような膜を張ってしまうため、脱水をしないと水分が閉じこもったままになってしまいます。脱水作業をすると逆に乾きがよくなるので、通常より早く乾くことになります。

脱水が不十分だと嫌なにおいの原因となります。除菌効果のあるものの場合でも脱水は長めにしてください。夏の日差しが強い日は、外干しの時間が長いと柔軟剤の香りがとんでしまいます。

洗剤の香りは洗いの工程である程度飛んでしまいます。ですので最近は柔軟剤に香り効果が付加されている商品が多くなっています。

香りを楽しみたい方は?香りつき柔軟剤+香りのカプセルなどを入れる。

香りを抑えたい方は? 香料の抑えた柔軟剤を使用する。

初洗いのタオルは? 水を染み込みやすくするため、素洗いをする(柔軟剤を使用しない)

肌触りの良さを実感したい場合。 繊維が寝ている方向と逆向きに撫でるか、パタパタとよく振ってから干すのがおすすめです。

また、消臭や防臭効果の商品も多くなってきています。共働き家庭に多い部屋干しの嫌な臭い対策の製品などニーズに合わせ多種多様となってきてます。