パーティーや食事会で、お気に入りの洋服に「しみ」がついてしまった場合の対処方法をご案内します。

まずはじめにお知らせしておきますが、食べ物のシミは、最初の対処法を間違わなければ「ほぼ100%」当社では元通りに復元することが可能です。初期対処の2つのポイント、1つめは現場でシミを落とそうとして「深追いしない」でください。

付いた汚れは、ナプキンかおしぼりで取り除き、洋服の生地を擦らず毛羽立てないように、おしぼり等で汚れを叩いてぼかす程度で初期対処は止めて下さい。2つめは出来るだけ早くプロのクリーニング店に処置を依頼してください。

着けてからの時間が「シミを頑固」にしてゆきます、着いてから1日目と1週間後とでは頑固さが雲泥の差になってしまいます、1~2日後までにはクリーニング店に「何が」「どこに」着いたかの情報と共に依頼してください。この2点を間違わなければ、殆どのシミは復元すると思います。

洗濯絵表示で「家庭洗濯可能」のマークがついている衣類の場合は、洗濯機にての洗濯前に「汚れに直接洗剤をつけ、汚れの部分をつまみ洗いしてから」洗濯機にて洗濯すると汚れの落ち具合がグンと!アップします。

次に、どうしても目立つ場合のその場でシミを安全に薄くする方法をお知らせします。用意するものは、綺麗なナプキンかおしぼりを2つと、お水です。

シミの部分の下にナプキンかおしぼりをあてて、シミの上から少しの水をシミからナプキンかおしぼりに浸み込むように垂らしてください、その後すぐにシミの部分を、もう1つのナプキンかおしぼで叩いて、シミと水を下のナプキンかおしぼりに移すよう叩いてください。

この時に注意していただきたいのが「擦らない」で「叩く」事です。擦るとシミも広がる可能性もあり、洋服の生地も毛羽立ってしまう事が有り、最悪の場合修復不可能な状態に成ってしまう事もありますので絶対に擦らずに叩いてください。

ケチャップやワイン、ステーキソースなどは上記の方法でシミを薄くぼかすことは可能ですが、油のシミは水では動きませんので、あまり深追いせずにプロのクリーニング店に処置を依頼してください。ポイントを抑えて大切な洋服をいつまでも綺麗に快適に着用してください。