いやなにおいの原因と対策について
先週、柔軟剤のお話をしましたが、柔軟剤の中には衣類をやわらかくする効果や、香りつけの効果だけではなく、消臭、防臭効果が得られるものもあります。タバコや食べ物のにおいや、部屋干し中のいやなにおいも消臭、防臭効果で緩和されます。
では、部屋干しのいやなにおいはどうして起きるのでしょうか?汚れやにおいの染み付いた洗濯物を長時間放置すると【雑菌】が繁殖してにおいが増殖します。第一には洗濯物をためずに洗うことを心がけてください。また、洗濯層に入れたままの放置は菌が増殖しやすいので避けましょう。
洗濯後も、濡れたまま長時間放置すると菌が繁殖しやすくなります。一度繁殖した雑菌は完全にはなくなりません。
そして、色柄物の移染もする可能性があります。そして、白い衣類が薄いピンク色になってしまうこともあります。これは酵母菌が原因です。酵母菌は空気中に常に滞在していて、湿った衣類を好んで増殖します。
部屋干しのいやなにおいが発生する原因は、水分によってニオイ菌が増殖するのが一番の原因です。部屋干しは室内の湿度があがり、衣類の水分が蒸発しにくくなります。湿った状態が長いと、ニオイ菌が増えてしまいます。
また、洗濯槽も汚れているとカビが繁殖しニオイの原因となります。洗濯洗剤の量が規定より多くなると、洗剤が洗濯槽に残留し、菌を発生させてしまいます。洗濯槽に菌が発生すると、洗濯物が臭ってしまいます。
菌の繁殖と消臭、防臭は残留水分との戦いです。早く乾かすことと、乾いたときに除菌をすることが一番適切な方法です。しかし、除菌は液体を使用するものがほとんどなので、その水分でまた菌が繁殖する可能性もあるので水分を手加減して除菌しなければなりません。