洗濯物のにおいの取り方について
先週、菌の増殖で臭いが出るというお話をしましたが、では、ニオイは消せないのでしょうか?
実は繰り返し洗濯をするだけではニオイが取れないことは多々あります。菌がニオイの原因ですから、菌を殺さなければなりません。一番効果的なのは、熱湯での除菌です。
大きめの鍋を煮立てて、ニオイのする衣類を入れ3分~5分沸騰させます。大きい鍋でも1点づつ作業をすることをおすすめします。衣類が鍋につくと焦げる場合があるからです。
デリケートな素材の場合や、大きい鍋がない場合は、浴槽などを使用して40度くらいのお湯に漂白剤をいれてつけ置きしてみてください。
つけ置きの時間は1時間が目安です。その後は必ず洗濯機で洗ってください。以前もご紹介しましたが、漂白剤は大きく分けて塩素系と酸素系があります。
塩素系は漂白力が強いため、白い衣類やタオルに使用したほうがいいと思います。酸素系は黄ばみや汚れに反応するものなので、色物にも使用できます。
あと気を使ってほしいのが洗濯機です。2週間から1ヶ月に1度は洗浄剤などを使用することをおすすめいたします。それと洗濯後も必ずフタをあけて乾燥するようにしてください。
ちなみにお客様からのお預かりの商品で取れにくいニオイはどんなにおいかご存知ですか?
通常の生活臭であれば取る方法はいくつかあるのですが、【こぼした灯油のニオイ】と火事の【こげたニオイ】はなかなかとりきれないことがあります。
火事は不慮の事故といえますが、灯油の給油の際には衣類につかないようにご注意ください。